東京藝術大学卒業、同大学院修了。第62回日本音楽コンクール第2位入賞。
第26回日伊声楽コンコルソ入選。第1回日本声楽コンクール入選、田中路子賞受賞。
「ラインの黄金」フロスヒルデ役で二期会オペラデビュー。二期会「ばらの騎士」(演奏会形式)でオクタヴィアン役を好演、同役でNHKニューイヤーオペラ
コンサートに出演。
その後、二期会「フィガロの結婚」ケルビーノ、新国立劇場・二期会共催「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル、「真夏の夜の夢」オベロンと少年・青年役を好演し
期待に応えた。2005年7月の二期会「フィレンツェの悲劇」では、高名な演出家カロリーネ・グルーバーの演出意図を見事に具現化したビアンカで新境地を
切り開いている。
その他、「カルメン」タイトルロール、「アルジェのイタリア女」イザベラ、「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ、またR.シュトラウス、
ワーグナー等のオペラ作品にも数多く出演している。
演奏会では、N響定期「エレクトラ」、新日本フィル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」等に出演のほか、東京フィル・オペラコンチェルタンテシリーズにも度々出演している。
宗教曲では、
モーツァルト、ヴェルディ「レクイエム」、バッハ「受難曲」「ミサ曲」、またベートーヴェン「第九」、マーラー「千人の交響曲」「復活」「大地の歌」などの
ソリストとして、常にハイレヴェルな歌唱によるオーケストラとの共演は枚挙に暇がない。テレビ朝日「題名のない音楽会」「題名のない音楽会21」に出演。
ウィーン楽友会館ブラームスザールで録音した重唱曲「ブラームス ジプシーの歌/愛の歌」(畑中良輔指揮)がビクターエンターテインメント(株)よりリリースされている。
東京音楽大学教授、二期会会員、横浜シティオペラ会員。
2018年11月より2021年10月まで3期に渡り、文部科学省大学設置分科会音楽専門委員。